2009年2月13日(金)「しんぶん赤旗」
仕事まわせ 融資保証を
業者1800人 全国決起大会
東京
「中小業者に仕事と資金をまわせ」「消費税増税を許すな」と十二日、全国から千八百人の中小業者が、東京・日比谷公会堂に集いました。全国中小業者団体連絡会(全中連)主催の経済・金融危機突破決起大会です。
経済・金融危機のもと中小業者の経営、暮らしが悪化、中小業者らは「金融機関の貸し渋り・貸しはがしをやめさせよ」などのゼッケンをつけて参加しました。
愛知県商工団体連合会の太田義郎会長が雇用問題で発言。「中小業者はやりくりして雇用確保に努力している。名古屋市中村区役所をたずねてくる『非正規切り』にあった人たちに私たちは支援を強めている」と語りました。「にもかかわらず大もうけをしながら『非正規切り』をしているトヨタ自動車が何もしないのは許せない」と強調し、「もう政治を変えるしかない」と名古屋市長選に立候補することになったとのべました。
大津市で建設鉄工業を営む芳川幸弘さんは仕事の激減で苦しむ業者仲間に政府の緊急保証融資の活用を呼びかけていると発言。相談のあった業者に「融資で借り換えをして月々の返済を減らせばやっていける」と励ましていると報告し、「一人も犠牲にならないように引き続き運動を進める」と力を込めました。
国分稔代表幹事(全国商工団体連合会会長)が主催者あいさつ、日本共産党の吉井英勝衆院議員が国会報告しました。
大会に先立って参加者らは省庁交渉と国会議員要請行動をし、大会後デモ行進をしました。