2009年2月6日(金)「しんぶん赤旗」

衆院予算委の志位質問に各地で

派遣切りやめよ


いすゞ自動車の栃木工場で宣伝

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(写真)いすゞ工場門前で訴えるあやべ(右)、小池両予定候補=5日、栃木県大平町

 日本共産党の志位和夫委員長が四日の衆院予算委員会で大企業に非正規労働者の直接雇用を求め、経団連・大企業経営者の参考人招致と集中審議を要求したことを受け、衆院北関東比例ブロックのあやべ澄子、小池一徳両予定候補は五日、栃木県大平町のいすゞ自動車栃木工場門前で宣伝行動に取り組みました。

 ハンドマイクを握ったあやべ候補は、同工場で五年十カ月働き解雇された四十九歳の期間社員が「いすゞは働く人を大切にしてほしい」と訴える声を紹介。社会問題となった非正規労働者の首切りを解決するため「大企業が社会的責任を果たすとともに、政治の責任で労働者の派遣をやめさせることが必要です」と強調しました。

 十人が参加した宣伝では、予算委員会の質疑の模様を報じた「しんぶん赤旗」五日付を帰宅する労働者に手渡し「どうぞお読みください」「派遣・期間社員を正社員にしましょう」と声をかけました。

 反響は大きく、窓を開けて受け取る車が連なり、用意した百部が十五分でなくなりました。受け取った男性は手を振りながら「頑張ってください」と声援を送りました。

パナソニックの福井工場に要請

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(写真)要請書を手渡す(正面左から)かねもと、野波、佐藤の各氏=5日、福井市

 日本共産党福井県委員会と同北越地区委員会は五日、パナソニック・エレクトロニックデバイス福井工場に対し、「派遣切り」の見直しや、若狭工場と同様、過去に「偽装請負」があって派遣受入期間の制限を超えたケースがあるか、明らかにするよう緊急要請しました。

 志位和夫委員長が衆議院予算委員会(四日)で若狭工場の「派遣切り」問題を追及したのを受けておこなったもの。かねもと幸枝衆院北陸信越比例予定候補(福井1区重複)、佐藤正雄副委員長、野波栄一郎地区副委員長が福井市の同社を訪れました。

 かねもと氏は「こちらでも『派遣切り』があると聞いています。厚生労働省通達(昨年十二月九日)の趣旨を踏まえ、見直してほしい」と求めました。

 正門で応対した川地昌吾人事チーム主事は要請書を受けとり、志位委員長の質問を「見ました」とのべ、「報道については、本社が全部対応している」として「派遣切り」や「偽装請負」の実態について答えませんでした。

 かねもと氏らは本社も「発表しないという態度だ」と批判しました。



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