2009年2月2日(月)「しんぶん赤旗」

受験生の願いは何?

民青同盟が都内で宣伝


 私立大学一般入試の時期となった東京都で一日、若者が夢をもてる社会の実現を目指している民青同盟の学生班は、東京都内各地の日本共産党地区委員会や地元議員、支部と協力し、「受験生頑張れ」新入生歓迎宣伝に取り組みました。受験生がテストを終える夕方、駅前などで受験生の願いを聞くアンケートや学費軽減を求める署名を呼びかけました。

 「高学費の問題を何とかしてほしい」という高校三年生の女性(18)=足立区在住=は、「周りに、病院にかかるとお金がかかるから親に怒られる人や、夜七時から朝五時までアルバイトしている高校生がいます」と話しました。

 受験生の男性は、「年末年始、派遣村をニュースで見ました。なぜ、こんなに貧困が広がったのか知りたい」と言います。「ぼくたちは、その派遣村にボランティアに行ってきたんだ」という学生同盟員の話を、受験生はうなずきながら熱心に聞いていました。

 「福祉を学びたい」と受験した男性は、「いじめや児童虐待の問題に関心があり、自分に何ができるのか考えたい」と語りました。同盟員が「私たちは、福祉現場の先輩の話を聞いたり、福祉予算など政治の問題を学んでいるんだよ」と話すと、男性は「視野を広げて考えられるようになりたい」と民青同盟に加盟しました。



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