2009年1月11日(日)「しんぶん赤旗」
各地で抗議 ヨルダンで数十万人デモ
【カイロ=松本眞志】イスラエルが国連安保理決議を拒否してパレスチナのガザ地区攻撃続行を表明した直後の九日、パレスチナ住民が多数を占めるヨルダンでは、国内全域でイスラエルの攻撃停止とガザ地区住民との連帯を訴える数十万規模の抗議行動が行われました。首都アンマンでは、参加者がパレスチナ自治区の旗を掲げながら、イスラエル大使館まで行進しました。
エジプトのアレクサンドリアでは五万人が抗議行動に参加。人々は「ガザは支援を求めている」と叫び、ガザ・エジプト国境検問所の開放を求めました。
パレスチナのヨルダン川西岸都市のへブロンでは、デモ参加者とイスラエル警察が衝突しました。ラマラでは、イスラエル治安部隊は催涙弾とこん棒を用いて弾圧を行いました。

