2009年1月4日(日)「しんぶん赤旗」
ガザの死者441人に
イスラエル軍 戦闘継続の姿勢
【カイロ=松本眞志】イスラエル軍は三日、パレスチナのガザ地区への攻撃を続行し、カタールの衛星テレビ・アルジャジーラによると、死者は四百四十一人、負傷者は二千三百人となりました。死者の23%、負傷者の44%は女性や子どもだといわれています。
攻撃開始後、九百カ所が空爆を受けました。
イスラエル軍は二―三日にかけて、イスラム武装抵抗組織ハマス幹部宅二十五軒を空爆。三日の早朝には、ハマス軍事部門の指導者アブ・ザカリア・アルジャマル司令官を殺害しました。空からは、住民に対してハマスの情報を提供することを含め、イスラエルへの協力を求める数千部のリーフレットを配布しました。
ハマスは昨年十二月二十七日以降、これまでに四百三十発のロケット砲弾をイスラエル側に撃ち込みました。ハマスのメシャル政治局長は二日に、亡命先のシリアの首都ダマスカスから、「われわれは(イスラエルの)挑戦を受けて立つ。(戦闘の)準備は整っており、勝利の自信はある」と徹底抗戦の構えを示しました。
ハマス側は、イスラエル軍兵士の拉致、拘束を宣言しており、双方とも戦闘継続の姿勢を崩していません。

