2008年12月26日(金)「しんぶん赤旗」

米、個人消費0.6%減

5カ月連続のマイナス


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(写真)24日、デパート前に路上販売の業者も繰り出すクリスマス商戦=ワシントン(西村央撮影)

 【ワシントン=西村央】米商務省は二十四日、十一月の個人消費が前月比で0・6%減少し、前月比でのマイナスが五カ月連続となったことを示す個人所得・消費統計(季節調整済み)を発表しました。雇用環境の悪化に伴って、個人消費が落ち込んでいるもとで歳末商戦にも影響することが必至です。

 米国の個人消費は十月が前月比1・0%減と同時テロのあった二〇〇一年九月の1・2%に次ぐ落ち込みとなりました。十一月はこれより、若干回復しているとはいえ、依然マイナスの幅が大きなものとなっています。

 消費の内訳では、食料、衣料など非恒久財が2・2%減少、十月に大きく減少した大型家具や自動車など恒久財はその水準で横ばいとなっています。

 一方、個人収入は前月比でマイナス0・2%となっています。

 個人消費は米の国内総生産(GDP)の約七割を占めており、この個人消費の低迷は景気の先行きに深刻な影響を与えるものとなっています。


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