2008年12月11日(木)「しんぶん赤旗」

米国で墜落FA18部隊

沖縄の訓練に参加


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(写真)緊急発進を繰り返す米海兵隊のFA事持D戦闘攻撃機=11月7日、沖縄県の嘉手納基地(撮影=中村重一党北谷町議)

 米本国で墜落したFA18D戦闘攻撃機の所属するミラマー基地の前方展開部隊が、沖縄県の嘉手納基地で一日から五日にかけて実施した「即応訓練」に参加していたことが十日、明らかになりました。

 本紙の問い合わせに、米海兵隊岩国基地報道部が回答しました。

 「即応訓練」に参加したのは岩国基地に今年の四月と九月に、ミラマー基地からそれぞれ前方展開してきた海兵第二四二全天候戦闘攻撃中隊、同第一二一全天候戦闘攻撃中隊。両部隊とも人員二百人とFA18D戦闘攻撃機約十機。

 FA18D機は、墜落機と同じ複座型です。岩国基地報道部は「六百人超の海兵隊員と約三十五機の海兵隊航空機が即応訓練に参加」としています。

 嘉手納基地では、五日以降も海兵隊機などが継続して昼夜を問わない緊急発進を繰りかえしています。


 FA18Dホーネット戦闘攻撃機 米海兵隊、海軍(艦載機)が運用。ホーネットは「スズメバチ」の意味。マクドネル・ダグラス社とボーイング社が製造。FA18にはA、B、C、Dの4種類があり、Dは2人乗り。当初は訓練用に使用されていましたが実戦部隊での攻撃任務のために配備されています。



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