2008年11月28日(金)「しんぶん赤旗」
ムンバイ同時テロ
世界中が非難
「容認できない暴力」
インド西部ムンバイで起きた同時テロに対して、国際的に非難の声が相次いでいます。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は二十六日、「このような暴力は全く容認できない」と非難する声明を発表し、「どんな大義名分、不満をもってしても、市民への無差別攻撃を正当化できない」と指摘。「犯人は法の裁きにかけられなければならない」と述べています。
欧州連合(EU)議長国フランスの大統領府も同日、非難の声明を発表しました。声明は「人質を取る行為」についても非難しました。
ロシアのメドベージェフ大統領は訪問先のベネズエラで「このようなテロ行為は国際秩序全体にとって有害であり、人類に対する挑戦だ」と語りました。
オバマ氏も非難
【ワシントン=小林俊哉】米ホワイトハウスは二十六日、インド・ムンバイでの同時テロについて、「ブッシュ大統領は、インドの人々と死傷した無この市民の家族に対し、哀悼の意を表明する」とする声明を発表しました。
また、オバマ次期大統領の報道官は二十六日、「オバマ次期大統領は、ムンバイでのテロ攻撃を強く非難する」とした声明を発表しました。
中国が哀悼の意
【北京=山田俊英】中国外務省の秦剛報道官は二十七日の定例記者会見で、インドのムンバイで起きたテロ事件を「強く非難する」と表明しました。
「中国はいかなる形のテロ行為にも断固反対する」と述べ、犠牲者に哀悼の意を表しました。

