
2008年11月23日(日)「しんぶん赤旗」
「首切り許せない」
長野220カ所 共産党宣伝に反響
![]() (写真)安茂里駅前で宣伝する支部・後援会員=21日、長野市 |
日本共産党長野県委員会は二十一日、北陸信越ブロックの一斉行動に呼応して、「やったことのないことをやろう」と県内の駅頭やバス停、二百二十カ所で一斉宣伝を行いました。山口のりひさ衆院北陸信越比例候補を先頭に、全県で四割の支部が参加し、「やってよかった」と確信になっています。
これまで宣伝することの少なかった駅や時間帯でも「寒いのにご苦労さま」と声がかかります。JR冠着駅前では寒風の中、一人で宣伝しているとコーヒーの差し入れを受け、「トヨタの首切りは許せない。がんばって」と激励されました。
ビラを受け取った高校生から「本当に世界では学費が無料なんですか」(JR北殿駅)、「将来の就職が不安。おじさんたち仕事増やしてくれるの」(JR黒姫駅)と問われ、対話になることも。「安心して働ける仕事のルールをつくるためにがんばっている」と答え、共感を呼びました。
JR茅野駅ではタクシー運転手が「同僚に配りたい」と労働者向けビラ二十枚を持って帰り、「別の駅で受け取った」という声も各地で聞かれました。
木曽地方では氷点下となり、ふぶくところも。「外国に金を使うより日本で使ってもらいたい。消費税が上がったら商売もやっていけなくなる」(JR木曽福島駅)、「政治は何とか変えないとだめ。体に気をつけてがんばって」(JR原野駅)など、政治への不満や党への期待が寄せられました。(長野県・瀬戸千尋)
三洋電機製作所前で訴え 群馬
![]() (写真)三洋電機門前での宣伝行動=21日、群馬県大泉町 |
群馬県の日本共産党東毛地区委員会は二十一日夕、同県大泉町の三洋電機東京製作所前で宣伝し、退社する労働者に党パンフや「リストラ・雇用電話相談」の案内ビラを配布しました。同製作所は三洋電機の生産拠点として、大型エアコンや厨房機器、半導体などを生産しています。三洋電機は来春をめどにパナソニックの子会社となることが発表されています。
水野正己太田市議が党の緊急経済提言の中身を紹介し、「日本共産党は、景気悪化のツケを労働者に押し付けることを許さず、政府と大企業に責任を果たさせるよう全力をつくします」と訴えました。
「きょうは何ですか」と訪ねる労働者に、渡辺明町議が「日本共産党です。雇用を守るために頑張っています」とパンフを手渡すと、「わかりました」と受け取りました。信号待ちでパンフを開く人の姿が目立ち、「(パンフを)ください」と声をかけてくる人や、「頑張ってください」と激励もありました。