2008年11月22日(土)「しんぶん赤旗」

年の瀬に派遣クビなんて

雇用守れ 反撃加速

マツダ告発 共産党が宣伝

広島


 日本共産党広島県委員会と同後援会は二十一日早朝、県内約六十カ所のJR駅頭などで「全県いっせい駅頭宣伝行動」をしました。

 広島では自動車メーカーのマツダの派遣労働者の雇い止めが大きな問題になっています。マツダは同日、すでに決めている工場での派遣社員約千三百人の削減に加え、新たに本社(同県府中市)で働く事務・技術系の派遣社員約百人の削減を明らかにしました。

 同社は五百億円の利益(見込み)をあげ、三千億円の内部留保をもちながら、あわせて千四百人の派遣労働者を「雇い止め」にしようとしています。「年の瀬に“クビ”なんて」「会社から一言もない」と、大きな不安が広がっています。

 宣伝では、「私たちモノじゃない」のプラスターを掲げてハンドマイクなどで訴え、「広島民報」号外などを配りました。

 広島市中区紙屋町のバスセンター前では、藤本さとし衆院中国比例候補(広島1区重複)や皆川けいし広島市議らが「違法なタダ働きをなくし雇用拡大を!」と書いた横断幕を掲げて宣伝。藤本候補は、「マツダはバブル期以上のもうけをあげているのに、『減産』を理由に雇い止めをするのは身勝手です。大企業に社会的責任を果たさせましょう」と訴えました。

 党広島県委員会は「マツダ関連・雇用とくらし問題対策委員会」を立ち上げ、電話相談に応じています。「マツダ関連雇い止め・下請け110番」電話082(228)3367



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