2008年11月19日(水)「しんぶん赤旗」

沖縄で抗議集会

米原潜来るな

今年36回寄港


 米原子力空母ジョージ・ワシントンと自衛隊の沖縄県周辺海域での日米共同訓練や同県うるま市の米ホワイトビーチへの米原子力潜水艦の相次ぐ寄港に抗議する集会が十八日、那覇市の県民広場で開かれました。小雨が降る中、参加者らは、「寄港反対」「沖縄にくるな」と怒りのこぶしを突き上げました。

 抗議集会は、日本共産党や医療団体などでつくる沖縄県統一連の主催。

 新垣繁信代表幹事は、共同訓練に対し「人殺しの演習を強行している。原潜はアメリカの最大の攻撃機動部隊。怒りを持って抗議をしていこう」と呼びかけました。さらに「アメリカは侵略戦争に日本を引きずり込もうとしている。安保破棄の旗を掲げ続けて、国民と憲法を守る道を進んでいこう」と訴えました。

 集会では合同訓練や原潜寄港のほかテロ特措法の延長反対も含んだ決議が確認され、参加者らは、繁華街をデモ行進しました。

 今年一月からの原潜寄港回数は三十六回に達し、過去最高だった昨年の二十四回をすでに上回っています。

 米ホワイトビーチには、今月十日にロサンゼルス級攻撃型原潜プロビデンスが日本政府への事前通報なしで寄港。同日に同ハンプトン、十二日に米海軍新型原子力潜水艦オハイオと再びハンプトン、十四日には再びオハイオが寄港しています。



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