2008年11月4日(火)「しんぶん赤旗」

市田書記局長、京都駆ける

自民の自治体議長も参加


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(写真)市田書記局長を迎えて開かれた日本共産党演説会=3日、京都府宇治市

 日本共産党の市田忠義書記局長は三日、京都府の福知山市、京都市左京区、宇治市で総選挙での党の躍進を訴え、集まった聴衆から「そうだ」「がんばれ」など熱い声援が送られました。

 福知山で地元党組織は、二百枚を超える看板を市内に設置。得票目標の四万一千人分を超す招待状を届けてきました。「二大政党化が政治の本流のようにマスコミに踊らされているが、そうじゃない。農漁業があまりにないがしろにされている。(共産党の)政策を具体的に知りたい」(七十一歳の男性・農家=綾部市=)などと期待を寄せる市民らが会場の三段池体育館をびっしりと埋めました。用意されたバスは二十六台に達しました。周辺自治体からは自民党支部長を務める現職議長や、元農協組合長らも姿を見せました。

 京都市左京区のイズミヤ高野店前の街頭演説では、「後期高齢者医療制度を廃止しよう!」と書いた横断幕が掲げられました。買い物客や通行人らが次つぎに足をとめ、商店街からも店員が出てくるなど、聴衆がふくれあがりました。

 宇治市では、幅広い人たちの参加で会場となった宇治文化センターがいっぱいになりました。関医院の関浩院長のメッセージが紹介され、宇治市長選(十一月三十日告示、十二月七日投票)で、日本共産党が推薦する21宇治市民ネットの宮本しげお予定候補があいさつ。「市民の声をきかない三期十二年の市政を大本から変えていきたい」と決意をのべました。

 市田氏は、麻生首相が三年後の消費税増税を打ち出すなかで、この問題が争点に急浮上してきたと指摘し、「庶民いじめの悪税=消費税のこれ以上の増税はごめんだという願いは共産党に託してほしい」と訴えました。

 そのうえで市田氏は、大企業中心主義とアメリカいいなり政治をただす「政治の中身の変革」を訴える党の値打ちを力説。この中で、共産党が大企業に社会的責任を果たせと求めることができるのは、企業・団体献金をもらったことがない唯一の党だからと述べ、「この党が伸びてこそ、若者もお年寄りもだれもが安心して暮らせる社会がつくれる」と力を込め、聴衆から拍手がわき起こりました。

 各会場では、吉田さゆみ衆院京都5区予定候補、原としふみ2区予定候補、浜田よしゆき6区予定候補が訴えました。

 二人の子どもが大学生というパートの女性(45)=綾部市=は「テレビは増税か社会保障を削るかの二つしかいわない。市田さんが話した『政治の中身を変えれば、財源はできる』ってことをもっと伝えないと」と語りました。


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