2008年10月22日(水)「しんぶん赤旗」

資本主義に失望の若者
日本共産党へと向かう

英紙報道


 【ロンドン=岡崎衆史】イギリスの一般紙で最大部数のテレグラフは、十八日の電子版で「資本主義に失望し共産党に向かう日本の若者」と題する記事を掲載し、派遣やパートとして劣悪な労働を強いられている日本の若者の日本共産党への入党増加に注目しました。

 記事は青年の入党増の理由として、「経済不安」「雇用法の弱体化」「政治の停滞」を列挙。現在日本共産党には月千人が入党していると紹介しています。

 さらに、「失業、金融不安、社会への不満が信用危機と結び、党員数がいっそう増えそうだ」と予想しました。

 また、三人に一人を超える労働者が臨時雇いで、無権利、不安定、未来のない状況に置かれているとし、不安定化の要因である雇用法改革に幻滅する若者が左傾化の先頭に立っていると分析。「日本の政治状況は変化している。多くの日本の若者が政治的に目覚めつつある」との日本共産党・森原公敏国際局次長の発言を紹介しました。

 記事は「日本の共産主義の復活」には、インターネットや動画サイトが寄与しているとし、青年労働の問題を取り上げた志位和夫委員長の国会質問が若者の「熱狂的視聴」を引き起こし、「新入党者の殺到」につながっていると指摘。「(志位質問は)むき出しの資本主義を暴いていると感じた」「ネットをあれこれ見て、日本共産党についてさらに調べ、入党に至った」との福岡市の三十四歳の男性新入党者の声を引用しました。



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