2008年10月11日(土)「しんぶん赤旗」
社会保障費抑制 撤回を
岩手県議会 意見書を可決
公明だけ反対
岩手県議会は十日、社会保障関係費の自然増を毎年二千二百億円抑制する政府方針の撤回を求める意見書を賛成多数で可決しました。公明党だけが反対しました。意見書は、岩手県保険医協会の請願が採択されたのを受けたものです。
意見書は、国が二〇〇九年度予算の概算要求での基本的な方針で、社会保障関係費予算の二千二百億円削減を示したが、「これでは、地域の医療体制や介護制度が一層深刻な事態に陥りかねず、雇用情勢のさらなる悪化が懸念される」と指摘し、抑制方針を撤回するように強く要望するとのべています。