2008年10月2日(木)「しんぶん赤旗」
十分な審議時間要求
与党と会談 こくた国対委員長
日本共産党の、こくた恵二国対委員長は一日、国会内で自民党の大島理森、公明党の漆原良夫両国対委員長と会談し、代表質問に続く衆院予算委員会の審議に関し、「金融危機や国民の暮らしと営業、日本経済のあり方など国政の基本的問題についてしっかり質疑すべきで、それにふさわしい審議時間が必要だ」と主張しました。
これに先立ち、与党と民主党、社民党、国民新党の国対委員長会談が開かれ、予算委審議について野党三党は、解散を条件に衆参両院で二日ずつ、計四日間とする日程を提案。与党側は、各二日間とすることはわかるが、解散については「首相の解散権にかかわる」として了承せず、合意に至りませんでした。
また同日、衆院予算委員会の理事会が開かれ、二日の衆院本会議後に委員会を開き、補正予算案についての提案理由の説明を政府側から聴取することが決まりました。
日本共産党の笠井亮議員は、後期高齢者医療制度や雇用など国政の基本問題について十分に議論すべきであり、はじめから二日間という形で審議時間の枠をはめるべきではないと主張しました。

