2008年10月1日(水)「しんぶん赤旗」
草の根から政治革新
地域革新懇 各地で結成
解散・総選挙への流れが強まるなか、秋田、京都、奈良の各府県内では九月二十七日、地域革新懇が相次いで結成され、会員の拡大や今後の活動のとりくみなどについて活発に話し合われました。
秋田・湯沢雄勝
秋田県では、湯沢雄勝革新懇(湯沢市、羽後町、東成瀬村)が、十八人の参加で結成総会を開きました。
県革新懇事務局長の奥山賢二氏が情勢と革新懇の役割について講演。参加者からは「革新懇の出番だということがよくわかった」「湯沢は革新の伝統のある地。それを受け継ぎ発展させたい」などの発言がありました。
湯沢雄勝革新懇は当面、自衛隊イラク派兵を違憲とした「名古屋高裁判決」の学習会を開催するほか、八十人会員を目標として「全国革新懇ニュース」読者を増やし、結成一周年には大きな講演会を開くことを申し合わせました。
京都・長岡京市の中学校区
京都府長岡京市では、十六人が参加して長岡中学校区の革新懇結成総会が開かれました。同校区は三つの小学校区からなり、有権者は二万人余。長岡京市の中心地域です。
総会は、全国革新懇の「三つの共同目標」の実現めざし、草の根から運動を強化しようと呼びかけ、地域の要求をとりあげながら、二年後の市長選挙でも積極的な役割を果たすことなどを確認しました。
「どうなる食糧問題」をテーマに、焦点の汚染米問題をふくめて活発に論議しました。
奈良市・北西地域
奈良市では、奈良市北西地域革新懇が結成され、総会には呼びかけ人、準備委員を中心に十二人が参加しました。
熊田真幸奈良革新懇代表世話人は開会あいさつで、「総選挙が迫っているなか、代わったばかりの麻生太郎首相が『集団的自衛権』の解釈を変えると述べるなど、閣僚の暴言が相次いでいる。政治革新をめざす革新懇の出番だ」と呼びかけました。
参加者からは「ニュータウンができて三十年。成熟した街になったが、高齢化がすすみ福祉、介護が大きな課題。革新懇運動を発展させるチャンスだ」との発言もありました。
成瀬明彦代表世話人は、「来年は市長選挙もある。会員の一致を大事にし、高齢者も若者も一緒になって楽しい魅力ある地域革新懇をつくりたい」とあいさつしました。

