2008年10月1日(水)「しんぶん赤旗」

海自幹部“テロ抑制には無効”

インド洋派兵

「ザルにもならぬ」


 政府は海上自衛隊のインド洋派兵の継続に躍起になっていますが、現地に派兵された海自幹部自身が、派兵の効果を否定する発言をしていたことが判明しました。

 防衛省がさいたま市で開いた「防衛問題セミナー」(九月二十四日)で、元インド洋派遣海上支援部隊指揮官の久野敬市・一等海佐(自衛隊千葉地方協力本部長)は、二回派兵された体験に基づき、給油支援活動の実態を紹介しました。

 同氏は、海自艦船が活動するインド洋に日本列島がすっぽり入った地図を示し、同海域の広大さを指摘。そこで海自の補給艦一隻が約十五隻の外国艦船に給油していることを紹介した後、「ザルにもならないぐらいだ」と述べました。

 政府はインド洋での給油活動が“テロとのたたかいに不可欠”と強調します。しかし、海自幹部の発言は、外国艦船の「海上阻止活動」がテロリストの活動を押さえるうえで“ザルですくう”ほどの効果さえないと認めた形です。

 新テロ特措法成立後の今年二月から六月までの同海域での米軍を中心とする海上阻止活動の成果として同セミナーで紹介されたのは、「麻薬等の押収十件、麻薬押収量約三十トン」だけ。アフガニスタンで活動するテロ勢力が捕捉された“実績”は報告されませんでした。



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