2008年9月28日(日)「しんぶん赤旗」

安心して学びたい

高学費・教育格差・高校つぶしを告発

日高教集い


 「お金がないと学校に行けないの? 高学費・(統廃合による)高校つぶし・教育格差告発フォーラム」が二十七日、東京都内で開かれました。日本高等学校教職員組合(日高教)の主催で百八十八人が参加しました。

 日高教の小池由美子書記次長が高学費や統廃合で学校に行けない実態を社会に告発し、お金の心配なく安心して学校に通えるようにするために何ができるか一緒に考えようと問題提起しました。

 私学助成の削減反対、公立高校をつぶさないでと訴える「大阪の高校生に笑顔をくださいの会」の高校生は高校生の声を集めたメッセージカードが二千枚を超え、高校生集会やパレードを開いたと紹介。「知事に直接声をぶつけるまで頑張りたい」と話しました。

 埼玉県の定時制高校に通う高校生はアルバイトの収入が学費や通学費に消え、大学進学のお金がためられず、親も出せないと言っていると述べ「お金がなくても安心して進学できるようになってほしい」と訴えました。

 愛知県の定時制高校給食調理員の女性は定時制高校の給食費補助費が削減され、給食費を払えずに給食を食べない生徒や妹のためにデザートを持って帰る生徒がいると述べ、「給食補助費を上げてほしい」と話しました。

 青森県八戸市の住民でつくる「八戸南高校を存続させる会」の会長が署名運動を紹介しました。

 シンポジウムでは『週刊東洋経済』の三上直行副編集長、三輪定宣千葉大学名誉教授などが発言しました。



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