2008年9月26日(金)「しんぶん赤旗」

葛飾ビラ弾圧

無罪判決必ず

支援団体 最高裁に要請


 葛飾ビラ配布弾圧事件の荒川庸生さんを支援する全労連、自由法曹団、日本国民救援会、ビラ配布の自由を守る会の四団体は二十五日、ビラ配布の自由を勝ち取る全国要請行動に取り組みました。

 最高裁前では全国各地から駆けつけた支援団体代表など約七十人が街頭宣伝するなか、荒川さんと八団体の代表十六人が最高裁に無罪判決を求めて要請。守る会の小松香代子事務局長が、無罪判決を求める団体署名百十九と個人署名五千七百八十二筆、全国から寄せられた一言要請はがき二千三百二十七通を提出しました。

 要請後、百人が参加し国会内で決起集会を開催。荒川さんは「悔いを残さないよう今できることをすべてやりきり、全力をあげて頑張りたい」と決意表明しました。

 憲法学者の小沢隆一さんが「葛飾ビラ配布弾圧事件と憲法」と題して講演。小沢さんは「対話の積み重ねが民主主義の基礎であり、ビラ配布を不審者とするような分断型社会は民主主義を死滅させる」と指摘。「社会の健全さを成立させているビラ配布の権利を、最高裁に守らせることは、憲法に保障された人権を守ることになる」と述べました。

 参加者からは決意表明が相次ぎ、国公法弾圧堀越事件弁護団の加藤健次事務局長は「裁判の勝ち負け以前に、ビラをまかなくなったら負け。慎重に堂々と大いにビラをまきましょう」と訴えました。

 集会には日本共産党の笠井亮衆院議員が参加し、連帯のあいさつをしました。


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