2008年9月26日(金)「しんぶん赤旗」

水俣病解決 責任果たせ

党熊本県委 環境省に要請

赤嶺議員同席


 日本共産党熊本県委員会(久保山啓介委員長)と山本伸裕衆院比例予定候補(九州・沖縄ブロック)は二十五日、環境省を訪れ、赤嶺政賢衆院議員(同)、仁比聡平参院議員とともに、水俣病被害者の救済と解決に国が責任を果たすよう申し入れました。

 山本氏は「水俣病の公式確認から五十二年を経て、被害者の高齢化もすすみ、解決を求める声がいよいよ切実になっている」として、▽司法の判断にもとづき水俣病と認定し、一時金、医療費、療養手当を支給すること▽期限を設けず、患者を最後の一人まで救う恒久策とすること▽不知火海沿岸住民の健康調査、環境調査の実施―などを求めました。

 赤嶺氏は、環境大臣自身が現地で被害者の声をきき、その実態を踏まえた対策をすべきだと要求。仁比氏は環境省が沿岸住民の健康調査を拒んでいるのは「被害を少なくみせ、被害者が泣き寝入りするのを待つという政治姿勢でゆるされない」とのべました。

 応対した同省特殊疾病対策室の藤田佳久室長補佐は「うけたまわり、上司に伝える」と答えました。


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