2008年9月26日(金)「しんぶん赤旗」
マインベトナム共産党書記長と不破社研所長が会談
![]() (写真)握手する不破社会科学研究所長(左)とノン・ドク・マイン書記長=24日、ハノイ(井上歩撮影) |
【ハノイ=井上歩】不破哲三社会科学研究所長を団長とする日本共産党代表団は二十四日、ベトナム共産党のノン・ドク・マイン書記長と会談しました。双方はベトナムの抗米救国闘争の中で築かれた両党関係を、二十一世紀の新しい未来を開く関係として発展させることで一致、理論交流がその柱の一つとなるとの認識でも一致しました。
マイン書記長は、社会主義志向の市場経済路線を通じ「人民が主人公」の社会を目指しているなど、ベトナムの目標を紹介。前途には多くの困難があるが、両党の理論交流がベトナムの理論と実践の問題解明に貢献し、「社会主義に進む道をより明らかにするでしょう」と交流の意義を指摘しました。
不破氏は、市場経済を通じて社会主義に進む道のりはだれも歩き通したことがなく、「みなさんが困難を乗り越えて目標を達成すれば、社会主義という同じ目標を持つ私たちと世界に対して大きな貢献となるでしょう」と述べました。
不破氏は、両党が活動する状況は違うが目標は共通であり、教訓になるものは提供しあいたいと述べ、「率直な間柄だからできる理論交流の前進を目指して、仕事にあたりたい」と表明しました。


