2008年9月15日(月)「しんぶん赤旗」

深まる北東アジアの経済関係

政府間協力のあり方も議論

中国で博覧会


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 【北京=山田俊英】中国東北部を軸にした北東アジアの経済関係が深まりつつあります。九月二―六日に吉林省長春市で開かれた第四回北東アジア投資・貿易博覧会では、過去最高の貿易契約が結ばれました。ロシア、日本、韓国、北朝鮮などの閣僚や政府高官が参加したフォーラムも開かれ、政府間協力のあり方を含めて議論しました。地方同士の交流も進んでいます。

 博覧会のなかで二日に行われた北東アジア経済貿易協力高級フォーラムでは、六カ国の閣僚、政府代表らが発言。中国の王岐山副首相は、「北東アジア各国は相互融合を進めており、協力の潜在力は大きい。政府間協力の仕組みを整えたい」と提案しました。

 四回目となる今回のフォーラムでは、中国、ロシア、北朝鮮の三カ国が国境を接する図們江地域の経済協力をめぐって意見を交わしました。国連、アジア開発銀行の代表もこの地域の経済開発を支援する考えを示しました。

 同博覧会は中国中央政府と地元、吉林省政府の呼びかけで二〇〇五年から毎年開かれています。事務局によると、外国企業三百十八社を含め八百社が出展し、欧米を含め六十九カ国から五万人、二万社の代表が博覧会を訪れました。今回成立した貿易契約は四億七千五百万ドル(約五百十億円)。第一回から一・六倍に増えました。

 政府レベルでは、中国、韓国、北朝鮮、ロシア、日本、モンゴルの政府代表が開会式とフォーラムに出席しました。アルメニア、スリランカも閣僚を派遣しました。

 二日から四日にかけては北東アジア地域自治体連合の第七回総会が中国山東省済南市で開かれ、「平和で繁栄した北東アジア」を築くことをうたった宣言を発表しました。同連合は中国、日本、韓国、ロシア、北朝鮮、モンゴルの六十四の自治体、地方政府が加盟する組織です。

 宣言は、人、物資、情報のネットワークづくりや環境保護で協力を強め、「開かれた北東アジア」に向けて加盟する自治体、地方政府を増やす方針を決めました。


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