2008年9月11日(木)「しんぶん赤旗」

「連携協定」締結へ

政治・経済関係を強化

欧州連合・ウクライナ


 【パリ=山田芳進】欧州連合(EU)とEU加盟を目指すウクライナの首脳会議が九日、パリで開かれ、両者は来年中に、政治・経済面での関係をいっそう強める「連携協定」を締結することで合意しました。

 連携協定は、(1)政治、対外・安全保障政策(2)司法・内務(3)経済―の各分野での協力のほか、自由貿易協定(FTA)の締結をめざす枠組み協定。両者は、まず査証(ビザ)廃止に向け協議を始める意向です。

 首脳会議の共同宣言では、ウクライナを「EU加盟国との間で一つの歴史と共通の価値を共有」すると規定。同時に、EU議長国フランスのサルコジ大統領は、将来のウクライナのEU加盟について、加盟国内で意見の一致のないもとで、連携協定は「最大限できることだ」と述べるにとどめました。

 共同宣言はまた、ロシア・グルジア紛争について「ロシア側の不釣り合いな反応」に「重大な懸念」を表明しました。ウクライナはロシアと国境を接しています。

 ユーシェンコ大統領は、ロシアが承認したグルジア領南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の「独立」は認められないとし、サルコジ氏がウクライナの領土保全について「異論をはさむ余地はまったくない」と述べたことを歓迎しました。


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