2008年9月4日(木)「しんぶん赤旗」

秋のたたかいへ

「新テロ法」延長阻もう

安保破棄中実委が方針

座間市長選支援も


 安保破棄中央実行委員会は二日、東京都内で常任幹事会を開き、福田首相の突然の辞任表明をうけた激動の情勢と秋のたたかいについて討論し、基本方向を確認しました。


 早坂義郎事務局長は報告で、「福田首相の突然の辞任は、国民の怒りとたたかいが各方面で政府与党を追い詰めた結果だ。貧困や医療、営業問題でも平和、基地問題などのたたかいでもいまこそ大きく政府、自公政治を包囲しよう」と訴えました。

 当面の課題として、(1)米軍再編・強化に反対するたたかいの焦点となっている神奈川・座間市長選挙への支援、横須賀で開かれる原子力空母配備に抗議する九月二十四日の集会の成功(2)臨時国会の焦点となる新テロ特措法延長阻止のたたかいを強調しました。

追い詰めた確信

 討論では、福田首相の辞任に関連して「この間の新テロ特措法、後期高齢者医療制度や貧困、原油高騰に反対するたたかいなど各方面の国民的たたかいが福田内閣を追い詰めた」(民医連)、「福田首相が行き詰まった大きな柱は、新テロ特措法の延長のめどが立たず、対米約束が実行できなくなったことだ」(日本平和委員会、全商連)、「年金問題などを含めて国民の怒りとたたかいが自公政権をあそこまで追い詰めたことに確信をもてた。外に出てゆくことが大切と議論している」(国公労連)などの発言が相次ぎました。

 また各団体代表から、マスコミでの「自民か民主か」の宣伝の大洪水が予想され、国民の要求やたたかいが後景においやられかねないこと、それだけに国民の暮らしと平和を守る運動を強めることが大切になっていることが強調されました。くらしを守るたたかいと結び、新テロ特措法延長反対と自衛隊の撤退、米軍再編・強化反対のたたかいを攻勢的にすすめることの重要性を確認しました。

組織をあげ支援

 九月二十一日に投票が行われる座間市長選について、神奈川の代表が情勢を報告し、かもい洋子候補勝利めざし、「神奈川労連からの要請を受けて、全国に支援を訴えている」(全労連)、「組織をあげて支援活動をしている」(新婦人)などの発言がありました。全国からカンパによる支援集中とともに、土日の応援、とくに六日と十三日の土曜日に中央団体と全国から支援に駆けつけることを確認しました。



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