2008年9月4日(木)「しんぶん赤旗」

タクシー労使結束

「規制緩和正せ」 ２５００人

大阪

　「行き過ぎた規制緩和をただし、大阪タクシー業界の窮状とタクシー乗務員の生活実態を広く府民に知ってもらおう」と大阪のタクシー事業者と労働組合が一体となって三日、大阪市中央区の大阪城公園・教育塔前で大阪タクシー業界危機突破総決起集会を開き、合同のタクシーパレード、デモ行進を行いました。大阪タクシー協会と自交総連大阪地方連合会など五つの労働組合が開いたもので、二千五百人が参加しました。

　主催者を代表して大阪タクシー協会の坂本克己会長が「現場で働くみなさんの生活環境が良くなるような大阪のタクシーの新しい仕組み、制度をつくる契機にしていこう｣とあいさつしました｡

　各党の衆参国会議員があいさつする中、日本共産党からは吉井英勝衆院議員、山下芳生参院議員があいさつ。

　吉井議員は「今日を契機に、規制緩和撤廃と併せて、政府は国際社会と協調して投機マネーを規制せよ、原油高騰を抑えよの声を大きくして、くらしと経営を守っていきましょう｣と訴えました｡

　集会では、規制緩和を見直し、「労働条件の改善のため、『適正な需給バランス』及び『同一地域・同一運賃』の新たな確立を強く求める」との決議を採択しました。