2008年9月3日(水)「しんぶん赤旗」

首相追い込んだ

後期医療 怒り聞け

724人不服請求

東京都庁


 東京都在住の後期高齢者医療の被保険者や代理人二百五十人が二日、東京都庁を訪れ、東京都後期高齢者医療審査会に七百二十四人分の保険料決定処分に対する不服審査請求を行いました。六月の第一次分二百三十八人と合わせて九百六十二人になります。東京高齢期運動連絡会や年金者組合東京都本部などがよびかけました。

 審査請求に先立ち、参加者は集会を開き、年金者組合東京都本部の金子民夫委員長は「みなさんが国民的怒りの先頭に立ち、福田首相を辞任においこんだ。私たちは高齢者の怒り・嘆き・悲しみを代弁してきている。後期高齢者医療制度の廃止法案を衆院で通せという運動を強めていこう」と発言しました。

 記者会見で、練馬区の男性(77)は「十日前に保険料の通知が届き、国民健康保険と比べて世帯の保険料が十万四千五百六十円増えた。二年ごとに見直されるたびに保険料は上がり、高齢者の健康を損なう医療制度を認めるわけにはいかない」と不服審査請求をだした理由を説明。

 元保谷市長の都丸哲也さんは「収入はふえないのに年間四万円の負担増にくわえ、物価はあがり、住民税も増税。高齢者の生活への攻撃をやめさせないといけない」と発言しました。

 五月に七十五歳になった男性=武蔵野市=は「保険証が届いて、急に年寄りになった気持ちになった。医療の先が不安。一刻も早くやめていただきたい」と話しました。

 日本共産党のかち佳代子都議が連帯あいさつを行いました。



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