2008年8月30日(土)「しんぶん赤旗」

豪雨被害

街が川になった

一気に床上1メートル

愛知・岡崎


 二十九日未明の記録的豪雨で、大きな被害を受けた愛知県岡崎市。朝から被災者が後片付けに追われていました。(大川清市、柴田善太)


 伊賀川があふれ、川の堤防より低くなっている住宅街の道路は泥砂でおおわれ、道を歩くと田んぼに入ったように靴をとられそうになります。道の両側の住宅の中まで泥砂が押し寄せて、家の中はめちゃめちゃです。自動車にも冠水した後が生なましく残っています。三河橋の崩壊は豪雨のひどさを物語っているようです。

 岡崎市では一時十四万世帯に避難勧告がだされました。避難所で一睡もできなかった住民たち。背の高さまで床上浸水した家の女性(67)は、「午前二時すぎに救助され、朝九時半ころ避難所から戻りました。水は引いていました。冷蔵庫は倒れ、畳は浮き上がってめちゃめちゃです。こんな水害は四十年近く住んでいるが初めてです」と話していました。

 一・八メートルの高さまで家が浸水したという男性(59)は、「わずか二十分ほどの間に、二階へ上がる階段の五、六段まで、一気に水位が上がった。これまで今回ほどの被害はなかった」と話します。

 また別の家の男性は、「午前二時ころ畳まで水が来たと思ったら、見る間に床上一メートルあたりまで水がきた。庭にあるデッキは浮いて流れて塀に引っかかり、駐車場の車は屋根まで水没して、もう使えない」と話していました。

 男性(23)は「午前一時ごろからカミナリと大雨でびっくりした。国道1号線が雨で通れなくなりました。父が消防団員なので、私もお年よりの避難の手伝いをしました。消防も警察も人手が足りなかったけど、住民みんなのチームワークで乗りきった感じです」と話していました。


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