2008年8月19日(火)「しんぶん赤旗」

雇い止め撤回させよ

仁比・山下両参院議員 徳島労働局・県と交渉

日亜化学


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(写真)交渉する(前列左から)笹岡、山下、仁比、古田の各氏=18日、徳島県庁

 日本共産党の仁比聡平、山下芳生の両参院議員は十八日、青年労働者(全日本金属情報機器労働組合=JMIU=組合員)が日亜化学(徳島県阿南市)の違法を申告している問題で、徳島労働局、県庁と交渉しました。それぞれ、衆院比例四国ブロックの笹岡優、古田元則の両候補、山田豊、古田美知代、扶川敦の県議団、JMIU徳島地方本部の森口英昭委員長らが同席しました。

 労働局では水口公良職業安定課長らが応対し、八月中にも雇い止めの通告が懸念されるもとで、「そうした時期が迫っていることをふまえて対応しなければならない」「雇用安定確保のために法の範囲内でやれることはやっていきたい」と明言しました。

 後藤田博労働雇用政策課長が応対した県との交渉では、県の仲介で日亜とJMIUが結んだ「合意」の内容について議論となりました。県が、実際に結ばれた合意の内容とはまったく違う認識を示したのに対し、両議員はメディアがいっせいに報じた本来の合意内容に対し、県は否定してこなかったことなどにもふれ、事実をねじ曲げた内容について「労働者がどれだけの不利益をこうむることになるのか」と批判し、示された認識の撤回を求めました。

 そのなかで、昨年八月三十日の交渉における三者協議に立ち会った県労働政策課長(当時)の「おおむね労働組合が主張するような合意があった」との発言がくつがえされていないことが明らかになりました。



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