2008年8月15日(金)「しんぶん赤旗」

韓国の日本軍「慰安婦」歴史館 10周年シンポ

勇気ある告発 人権前進

吉川前参院議員ら講演


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(写真)14日、京畿道広州市の日本軍「慰安婦」歴史館で開かれた開館10周年記念シンポジウム(中村圭吾撮影)

 【韓国・広州市=中村圭吾】旧日本軍による戦争犯罪「慰安婦」問題を告発する、韓国の「日本軍『慰安婦』歴史館」が十四日、開館十周年を迎え、同歴史館で記念シンポジウムを行いました。

 日本から、「女性たちの戦争と平和資料館(WAM)」の池田恵理子運営委員長、日本共産党の吉川春子前参院議員が出席。日韓両国の大学生ら約七十人が参加しました。

 吉川氏は、聖公会大学の韓洪九(ハン・ホング)教授、米議会で「慰安婦」決議の採択に尽力した市民団体元会長のソ・オクチャ氏らとともに講演。「慰安婦」問題解決に向けた日本国内の取り組みについて話し、「元『慰安婦』の方たちの勇気ある告発が、女性の人権を大きく前進させたことを忘れてはいけない」と述べました。

 同歴史館の安信権(アン・シングォン)所長は、十年の歴史館の歩みを振り返り、「生きた歴史学習の場として、大きな役割を果たしてきた。今後とも大きな関心を寄せてください」と訴え。参加した韓国の高校生は、「日本の文化は好きだが、政治については、あまりいい印象はない。過去の問題で反省する姿勢が見えないのは残念」と話していました。

 歴史館は一九九八年に開館。「性奴隷」をテーマにした世界初の博物館で、年間一万人が訪れます。日本や韓国の市民の寄付で運営されています。隣接する「ナヌムの家」では、七人の元「慰安婦」が生活しています。



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