2008年8月9日(土)「しんぶん赤旗」

長崎の被爆者見舞う

党代表団 原爆病院・ホーム訪問


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(写真)被爆者を見舞う(右から)井上哲士参院議員、赤嶺政賢衆院議員=8日、長崎市の長崎原爆病院

 被爆地・ナガサキが六十三回目の「原爆の日」を迎えるのを前に日本共産党の代表が長崎市の日赤長崎原爆病院と恵の丘長崎原爆ホームを八日、訪問し、被爆者を見舞いました。

 同訪問は、毎年行われているもの。今年は赤嶺政賢衆院議員、井上哲士参院議員、堀江ひとみ県議、山下満昭県委員長が行いました。

 原爆病院では、進藤和彦病院長から被爆者医療の現状の説明を受けました。

 赤嶺氏らは懇談後、病室を訪れ入院中の被爆者を見舞いました。被爆二世でもある井上氏は「お大事にしてください」などと被爆者らに声をかけました。

 恵の丘長崎原爆ホームでは入所している被爆者らが歌で一行を出迎えました。昨年も訪問した赤嶺氏が「元気なお姿を拝見できて心強いものがあります。共産党は相手の国を核で脅すのではなく話し合いで物事を解決する世界をつくろうと訴えています。核兵器をなくすまで一緒にがんばっていきましょう」とあいさつしました。

 入所者を代表してあいさつした松園カルさん(93)は「(原爆で)長崎の街は吹っ飛びどこかに行ってしまいました。さまよい、悲しみの中から、自分の道を見つけ今日に至りました。平和は長崎から、希望は長崎から。怒りを捨てよ。恨みを捨てよ。ただ許しあるのみ」と語りました。



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