2008年8月5日(火)「しんぶん赤旗」

原潜放射能漏れ抗議

外務省に共産党沖縄県委


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(写真)申し入れる赤嶺衆院議員(左から2人目)、嘉陽県議団長(同3人目)ら=4日、衆院第一議員会館内

 米原子力潜水艦「ヒューストン」が長崎・佐世保や沖縄・ホワイトビーチに入港した際放射能漏れを起こしていた問題で、日本共産党の沖縄県委員会・同地方議員団(嘉陽宗儀団長)は四日、外務省に対し抗議の申し入れを行いました。

 応対した外務省日米協定室の担当者は関係省庁、自治体への説明が遅れたことについて「反省している。(今後は)迅速に情報提供していきたい」と答えました。また今後の改善策として、事故の軽重を問わず、アメリカから原子力災害の通報を受けた場合は遅滞なく連絡を行う、としました。

 一方で同担当者は、これまで千三百回の米原子力艦船が日本に寄港したが、「人の健康や環境に影響を与えるような事故は一件もなかった」とのべ、原子力艦船の安全性が確認されるまで入港を拒否する考えはない、としました。

 同席した赤嶺政賢衆院議員は、アメリカが一方的に発表する「(原子力艦船の)『安全神話』に、国民はあきれている。(外務省は)納得できる説明をしないといけない」と厳しくただしました。田村貴昭衆院比例九州・沖縄ブロック候補も申し入れに参加しました。



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