2008年7月25日(金)「しんぶん赤旗」

河川整備は住民参加で

穀田氏らダム予定地調査

滋賀・京都


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(写真)宇治川流域で住民の話を聞く穀田議員(左)、浜田候補(右から3人目)=23日、京都府宇治市

 日本共産党の穀田恵二衆院議員(近畿比例候補)は二十三、二十四の両日、国交省が計画する大戸川ダム(大津市)の建設予定地と再開発を予定する天ケ瀬ダム(京都府宇治市)などを調査しました。

 国交省は六月、ダム建設は適切でない、としていた諮問機関・淀川水系流域委員会の意見書を無視して、淀川水系に四ダムの建設を盛り込む河川整備計画案を策定しました。

 大戸川ダム建設予定地は、川内たかし衆院近畿比例候補、森茂樹・節木三千代・西川仁各滋賀県議らと訪問。一九五三年九月に台風被害で堤防が決壊した地点や、ダム用骨材集積場の旧大鳥居集落と同集落の移転先などを視察しました。

 天ケ瀬ダムは浜田良之衆院京都6区候補らと訪問。堤防が脆弱(ぜいじゃく)な宇治川の下流地域・槙島地区や、千五百トン放流で景観破壊などの問題に直面する塔の島地区を住民が案内しました。

 周辺住民との懇談で、穀田氏は「河川法を改正して河川行政に住民の意見を取り入れようと、淀川水系流域委員会をつくってやってきたことを、国土交通行政がまかりならんと言っているのですから、私たちが流域委を支援することが大事です。国民的な一致点をつくって、この問題をわかりやすくすることが大切」とのべました。

 二十四日は姫野浄衆院大阪5区候補、小谷みすず大阪府議らと淀川河川事務所の毛馬出張所で説明を受け、堤防を調査しました。


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