2008年7月16日(水)「しんぶん赤旗」

米のイラン攻撃反対

アフガン大統領 国土使用を拒否


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 【ニューデリー=豊田栄光】アフガニスタンのカルザイ大統領は十四日、ラジオ番組のインタビューで、米軍のイラン攻撃に反対を表明し、仮に攻撃が行われた場合でも、駐留米軍がアフガン領土を使用することを拒否すると述べました。

 同大統領は「アフガンは自国領土をいかなる国への敵対行為にも使わせたくない。アフガンは近隣国イランとの友好関係を望んでいる」と語りました。

 また戦闘による民間人死者が増えていることについては、「この現実は大惨事だ。多くの無実の人が爆撃で殺されている。この五年間、私は外国軍が国を害することを避けるよう努めてきたが、望む結果はでていない」と話し、米軍などを批判しました。

 今年上半期の戦闘による民間人の死者は七百人近くに達し、国連によると、そのうち二百五十五人はアフガン軍か駐留外国軍に殺害されました。


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