2008年7月6日(日)「しんぶん赤旗」

物価高で国民は“悲鳴”

消費税増許されない

TVで小池氏


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(写真)発言する小池晃政策委員長(TBSテレビから)

 日本共産党の小池晃政策委員長は五日放映のTBS番組「サタデーずばッと」で、七日から開かれる北海道洞爺湖サミットについて、「暮らしがいま大変だ。物価がどんどん上がるなかで、このサミットで原油高、穀物高に対する国際的な対策が問われている」とのべました。

 小池氏は、現在は中国や南米諸国の力も強くなっており、サミットでも先進八カ国の議論は一日だけの予定だとのべ、「八カ国だけで世界を切り回していく時代はもう終わったのではないか。こういうやり方は考え直すときにきている」と指摘しました。

 今後の政局について話題になり、毎日新聞編集局顧問の岩見隆夫氏は、福田首相の「本当の味」が出てくるのはこれからだと主張。小池氏は、終戦記念日の八月十五日に後期高齢者医療保険料の第三回天引きが行われることも示し、「これから先、『味が出てくる』どころか、もっと窮地に追い込まれていく」とのべました。

 原油・穀物高対策について公明党の高木陽介衆院議員は「補正予算でしっかりやっていく」とのべ、秋の臨時国会に先送りする考えを表明。民主党の長妻昭衆院議員は「どこまで国民に負荷がかかっているのか議論したうえで、消費税議論などをしてほしい」とのべました。

 小池氏は、「これだけ物価がどんどん上がって悲鳴が上がっているときに、消費税増税を口にするなどとんでもない。税金の無駄遣いを削らずに、弱い者にばかり負担を押し付けるのは許されない」と主張しました。



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