2008年7月3日(木)「しんぶん赤旗」

派遣法抜本改正を

JMIUが厚労省交渉


 JMIU(全日本金属情報機器労組)は一日、厚生労働省に対し、派遣労働者の雇用安定を求め、労働者派遣法の抜本改正、現行法にもとづく厳格な指導、グッドウイル廃業問題での派遣先企業への直接雇用など雇用確保の指導を申し入れました。

 交渉では、労働組合結成を理由に、派遣先である川崎重工(神戸市)が組合役員を契約解除してきた問題など具体的事例を示し、厳格な指導を求めました。

 派遣法では組合加入を理由とした契約解除や特定労働者の特定雇用・選別を禁止しています。

 応対した職業安定局需給調整事業課の吉村康志係長は、「事実とすれば法違反。労働局による指導をすみやかに行う」こと、「法違反についてはより厳正に対応する」と約束しました。

 交渉ではまた、製造業を含め、来年三月までに順次、派遣の受け入れ期間が満了となるなかで予想される契約解除、クーリングオフでの再受け入れなど脱法行為を規制し、「派遣労働者への雇用申込義務」徹底による直接雇用促進など、指導の徹底を要求しました。



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