2008年6月26日(木)「しんぶん赤旗」

CO2削減義務条例 成立

都議会全会一致 共産党は修正案提出


 東京都議会は二十五日の最終本会議で、地球温暖化対策の一環として大規模事業所に二酸化炭素(CO2)の排出削減を義務付ける条例案を全会一致で可決しました。

 条例は、大規模事業所にCO2の排出削減を義務付け、排出量取引制度を設けます。一方、排出削減目標について個別事業所の目標にとどめ、排出総量の規制を盛り込まず、自動車や火力発電所からの排出規制を先送りしています。日本共産党都議団は、都市の成長管理と排出総量規制、排出削減の検証にかんする第三者機関の設置などを盛り込んだ修正案を委員会に提出しましたが、自民・民主・公明各党、生活者ネットが反対し否決しました。

 本会議の討論で日本共産党の、たぞえ民夫都議は条例案について、党の提案が盛り込まれており一歩前進と評価しつつ、事業所の削減義務化の実効性が乏しく、自動車の排出削減を先送りしたことを指摘し、「修正案の方向こそ地球温暖化を防ぐうえで実効性のあるものだと確信する」とのべました。



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