2008年6月21日(土)「しんぶん赤旗」

「後期医療」 廃止法案は継続審議


 衆院本会議は二十日、日本共産党など野党四党が提出していた後期高齢者医療制度廃止法案を継続審議にすることを議決しました。同制度に対する国民の怒りを前に、与党も廃案にできませんでした。

 同法案は六日、参院本会議で日本共産党、民主党、社民党、国民新党など野党の賛成多数で可決し、衆院に送付されていました。

 しかし、民主党は、福田首相が廃止要求に応じないとして参院に首相問責決議案を出し、それが可決されたことを受けて、社民党や国民新党とともに国会審議をボイコットしました。

 日本共産党は、法案提出者として趣旨説明や答弁に立つ用意があることも与野党に伝え、審議の実現につとめました。しかし、民主党などが応じず、衆院での審議は一度も行われないまま継続審議となりました。


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