2008年6月16日(月)「しんぶん赤旗」

岩手・宮城地震

救援・復旧へ要望次々

高橋議員ら 被災者見舞う


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(写真)被災者の要望を聞く高橋千鶴子衆院議員(中央)ら=15日、岩手県一関市

 岩手・宮城内陸地震から一夜明けた十五日、日本共産党の高橋千鶴子・党対策本部事務局長(衆院議員)は、岩手県奥州市と一関市の災害対策本部を訪れ、実情を聞きました。斉藤信党県議、両市の党市議団らが同行しました。

 奥州市役所で、相原正明市長と面会した高橋氏は、「いろいろな形で、国の支援もあります。私も地元議員団と連携して、頑張ります」と激励。相原市長は「ご支援をお願いしたい」と述べました。

 被害が大きかった奥州市の胆沢区では、愛宕小学校を調査。学校の隣にある愛宕公民館では職員の女性が「地震のときはまったく動けなかった。学校がない土曜日で本当によかった」と振り返りました。

 また衣川区の現地対策本部でも、断水の状況などを聞き取りました。浦川福一区長は「復旧に全力をつくしている」と述べました。

 一関市役所では浅井東兵衛市長と佐藤志行消防長から、孤立した集落の救助の現状や土砂災害の復旧の実情を聞きました。

 高橋氏は、本寺小学校に設置された避難所を訪問。道路が土砂崩れで遮断されたため、ヘリコプターで避難してきた人たちと懇談し、要望などをききました。

 孤立集落の男性は、「家の被害は話にならない。窓ガラスが割れてサッシが飛んだ。貴重品も子どもたちの学用品も持たずに、着の身着のまま避難してきた。一時帰宅したいというのが住民の願い」と語りました。


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