2008年6月14日(土)「しんぶん赤旗」

不服審査請求2200人超す

後期高齢者医療 さらに広がる動き


 後期高齢者医療制度に不服審査請求をする被保険者が増え、十三日までの全日本年金者組合のまとめで十三都道府県・二千二百九十一人にのぼることがわかりました。十九日には新潟県でも申請の予定など広がりをみせています。

 不服申請は各都道府県の後期高齢者医療審査会に対して被保険者やその代理人が集団で申請しています。後期高齢者医療制度への抗議と、同制度廃止を求める運動を広げようと取り組んでいます。申請の主な理由は「保険料が高い」「勝手に天引きするのは納得がいかない」「高齢者を医療で差別するのは憲法違反だ」などです。

 北海道が最も多く六百五十九人、京都府が三百六十九人、福岡県が三百五十八人と続きます。

 今後、新潟県のほか、岩手、宮城、秋田、神奈川などの各県で予定されています。


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