2008年6月11日(水)「しんぶん赤旗」

スピード社水着 水連が使用容認


 北京五輪の競泳代表が着る水着について、日本水泳連盟は十日、常務理事会を開き、日本水連と契約しているミズノ、デサント、アシックスの国内三社製品のほか英スピード社製の「レーザー・レーサー」(LZR)なども認める決定を下しました。

 今年に入り、LZRを着た外国選手の世界新記録が連発。選手からは「“水着のドーピング”だ」などの声があがりました。代表選手に三社の水着使用を義務付けていた日本水連はこれを受け、三社に水着の改良を要請するとともに、三社以外の水着を試した選手の意見を集約し結論を出すことにしました。

 八日閉幕したジャパンオープンで、代表選手らが三社の改良水着やLZRなどを試着。男子二百メートル平泳ぎの北島康介(日本コカ・コーラ)の世界新を含め十七の日本記録が生まれ、うち十六はLZRを着た選手が樹立しました。


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