2008年5月31日(土)「しんぶん赤旗」

北海道農業会議

農業振興策で一致

党国会議員団と懇談


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(写真)農業委員会要請団にあいさつする紙氏(中央)、その右は高橋氏=30日、国会

 北海道農業会議の岡村雅敏副会長ら要請団は三十日、農業委員会会長大会の決議をたずさえ国会の日本共産党議員団を訪ね、食料の安全・安心な供給、農業の振興をめぐり懇談をしました。

 要請団は、WTO農業交渉やEPA(経済連携協定)で農産物自由化を拡大しないこと、農業振興の対策、株式会社の自由化でなく農地を農業振興に役立てるための支援を求めました。

 日本共産党からは紙智子参院議員、高橋千鶴子衆院議員が応対。「要請内容と私たちの考えはほぼ一致します」とのべ要請団を激励しました。紙氏は、EU(欧州連合)が減反を中止したことも紹介し「各国の食料生産を増やす方向に見直しを考えるときです」と応じました。

 高橋氏も、農地転用規制緩和や株式会社に農地を自由化させる動きを批判し「農業委員会のみなさんといっしょに農地と農業を守るため頑張りたい」と語りました。

 懇談では、価格保障を廃止した品目横断対策、酪農や畜産の経営危機問題に話がおよび、「農家が努力をしてもむくわれない状況だ」と緊急対策を求める声が続きました。

 日本共産党が先に発表した農業再生プランや畜産・酪農対策では、国の責任で不足払い(市場価格と生産費を補てん)を提案していることを紹介すると農業委員の人たちは「同じ思いだ」とうなずいていました。



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