2008年5月18日(日)「しんぶん赤旗」

後期高齢者医療制度

「廃止を」 世論加速

「赤旗」号外やアピールに反響


 七十五歳以上の人から保険料を取り立て、受けられる医療を抑制する後期高齢者医療制度への怒りは日に日に高まっています。十七日も、制度廃止を求め福島県で五百人規模の集会・デモが行われ、北海道では医師らが宣伝しました。日本共産党がよびかける「『撤廃』の一点での国民的共同」のアピールや「しんぶん赤旗」号外も全国で大きな反響を呼んでいます。

 「読みやすくて制度のひどさがよくわかる」「命を粗末にするこんな制度は絶対にやめさせてほしい」。後期高齢者医療制度の廃止を求める「しんぶん赤旗」四・五月号外が好評です。党本部には号外を読んだ反響が電話やファクス、手紙、メールなどで多数寄せられています。

 千葉市の八十二歳の女性は「本当に『うばすて山』よりひどい。税金や保険料を取るだけとって、あとは死んでくださいというようなもの。人間扱いしているとは思えない。このままでは死にきれず、なんとしても共産党にがんばってほしい」と日刊紙、日曜版の購読を約束しました。

 神奈川県相模原市の七十七歳の男性は「去年から三割負担となり困っている。若いころは、全然病気にならず気にしなかったが、この年になると非常にきびしい。ビラを見て非常に励まされます。がんばってほしい」と話しました。

 兵庫県西宮市の女性は「九十四歳の母が弟の扶養家族から切り離された。ビラに書いてあるとおり血も涙もない。頼れるのは共産党だけ」と話します。

 これまで自民党を支持してきた大阪府の男性は「まったくビラのとおりで自民党・公明党はわたしら年寄りの敵。こんどの選挙では共産党に入れるからがんばってほしい」と激励しました。

 号外の反響は高齢者以外の世代にも広がっています。大分県由布市の新聞販売店店主は「なかなかいいビラだから、うちの新聞に折り込みさせてほしい」と電話をかけてきました。



■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp