2008年5月14日(水)「しんぶん赤旗」
四川大地震
全国に救援呼びかけ
中国共産党政治局常務委が会議
【北京=山田俊英】中国共産党の最高指導部、政治局常務委員会は十二日夜、胡錦濤総書記(国家主席)が主宰して北京で緊急会議を開き、四川省で起きた大地震の被災者救援を全国に呼びかけました。
発表されたコミュニケによると、常務委員会は「時間が命だ」として、被害を最小限に抑えるため全党、全政府機関が救援に全力をあげるよう訴えました。温家宝首相を責任者、李克強、回良玉両副首相を副責任者とする総指揮部を設置し、救援、復旧を指導することを明らかにしました。
人民解放軍、警察、医療関係者に対し直ちに被災地に入るよう指示。全国から救援物資を送ることを呼びかけました。道路、電力など社会基盤の復旧も急ぐよう関係機関に求めました。また「人心安定」のため、デマや救援妨害を取り締まるとしています。

