2008年5月12日(月)「しんぶん赤旗」

住民投票ぜひ

原子力空母問う条例求め集会

神奈川・横須賀


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(写真)「いつやるの? 住民投票」と書いたうちわをかざし、住民投票実現を訴える集会参加者=11日、神奈川県横須賀市のヴェルニー公園

 神奈川県横須賀市の「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」は十一日、同住民投票条例案の市議会可決を求め、市内「ヴェルニー公園」で集会を開きました。市民と首都圏住民の参加者二千二百人は、「住民投票を実現しよう!」との掛け声に合わせて「Yes!」と書かれたうちわを掲げてパレードしました。

 集会では同会共同代表の呉東正彦弁護士があいさつし、「住民投票で配備の是非や安全性について明確に示された市民の意思を後ろ盾に、市は国や米軍にものいうべきだ。各市議は『市長が反対しているから』『会派が決めたから』と、条例案に反対しないでほしい」などと訴えました。これまでの運動を紹介する寸劇も披露されました。

 横須賀の同住民投票条例制定を求める運動は今回で二回目。条例制定を求める署名は、三月六日から一カ月間で五万二千四百三十八人分(有効署名数四万八千六百六十一人分)と前回(二〇〇六年)よりも一万余上回りました。条例案の市議会審議は十三日からで市民から条例制定本請求を受けた蒲谷亮一市長は、条例案を提案する際に前回と変わらず、「(原子力空母問題は)国の専権事項だから住民投票はなじまない」との意見書を付けるとされています。

 集会に参加した男性(58)は「市民の原子力空母への不安と不満は高まっています。前回と今回集まった署名に込められた思いを、市議会はしっかりと受け止めてほしい」と語りました。



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