2008年5月11日(日)「しんぶん赤旗」
市民本位の狛江さらに
東京 矢野市長必勝へ事務所開き
![]() (写真)事務所開きで決意をのべる、矢野ゆたか市長=10日、東京都狛江市 |
東京都狛江(こまえ)市長選(六月十五日告示、二十二日投票)で矢野ゆたか市長の四選をめざし、「豊かな狛江をつくる市民の会」は十日、事務所開きを行い、参加した市民が勝利へ決意を固めあいました。
矢野市長は、後期高齢者医療制度など国の悪政から市民を守り、二度と不祥事を起こさない市民参加と情報公開、清潔公正の市政を進めた三期十二年の実績を訴え、「十二年の流れを大きなうねりとしていくため、今度の選挙戦をなんとしても勝ち抜きたい」と決意を述べました。
「豊かな会」の増田善信、前島郁雄の両代表世話人があいさつし、市民の協働で矢野市政の四期目実現をよびかけました。
参加した市民も「社会的弱者の目線に立った市政を」「市民の目線にたって、みんなで市政運営をやろうといって実行している。そこに共鳴している」など、矢野市政の継続へ奮闘を誓いあいました。日本共産党の笠井亮衆院議員もかけつけてあいさつしました。
狛江市長選は、後期高齢者医療制度など、国の悪政が国民生活を直撃し、怒りが高まるなかでの選挙戦で、市民生活を守り、不正腐敗と土木優先の市政を市民参加の市民本位の市政に転換してきた矢野市政の継続が求められています。矢野市長のほか、自民・公明が推す前市議会議長、民主党市議が推す新人が出馬表明しています。
市民守る「協働」の市政を
東京・狛江 矢野市長のあいさつ
十日、東京都狛江市の矢野ゆたか市長が事務所開きであいさつした内容(大要)を紹介します。
本日は雨のなか、大勢の方々にお集まりいただき、本当にありがとうございます。今日の準備を進めていただいた皆様方にも心から感謝を申し上げます。
自民党候補の陣営は昨日、市内で総決起大会を開きました。民主党系の陣営も連日、宣伝活動に入っております。私たちが今日ここで事務所開きを行うことで、いよいよ市長選が本格的スタートを切ることになります。
今度の市長選は、後期高齢者医療制度にみられるような国のさまざまな悪政から市民を守っていく立場で政治を進めていく、こうした市政を継続できるかどうかが第一の大きな争点です。また十二年前に不祥事を起こした前市政への反省から、二度と不祥事を起こさないようつくり上げてきた市民参加と「協働」、情報公開、清潔・公正で開かれた市政をさらに確固としたものにしていくのか、これが第二の争点になっています。
三つめには、国の「三位一体改革」による地方財政の削減に対応し、この間財政基盤確立の取り組みに全力を注いできましたが、この三月でおおむね目標を達成しました。その到達点の上に立ち、これから市民にとって誇りと愛着を持てる狛江の魅力あるまちづくりを進める新たなスタート地点に立っています。市民の目線で市政をどう進めていくのか、それが大きな争点だと思います。
いま、他の陣営では「国との太いパイプを生かす」という主張をされているようですが、いま必要なのは国の悪政を持ち込むのでなく、国に対して市民生活やくらし優先の政策をどう打ち出していけるのか。これは三人の候補者のなかで私しかできないと確信しています。(拍手)
みなさんとつくりあげたこの市民派市政十二年の流れをさらに大きなうねりとしていくために、今度の選挙はどうしても勝ち抜いていかなければなりません。七万七千人狛江市民のために、そして政治の刷新を願ってたたかっている全国の人たちのためにも勝利したい。しかし、私一人では勝てません。ぜひみなさんのお力と、周りの市民の方にも協力していただいて、四期目の市政運営を私に行わせていただけますよう心からお願いし、あいさつといたします。(拍手)


