2008年5月4日(日)「しんぶん赤旗」

二院制は暴走歯止め

ＮＨＫ憲法特集で高橋議員

　三日放送されたＮＨＫの憲法記念日特集「いま立法府のあり方を問う」に、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員がインタビューで出演しました。

　番組では、アンケートに自民党議員が「強すぎる参議院の現状は二院制のあり方を考える時期」などと、一院制に改憲するよう回答しました。これに対し「日本共産党からは真っ向から反対する意見が数多く寄せられた」と紹介され、高橋議員は次のように述べました。

　「法律がなかなか通らないから重層な仕組みの憲法をいじろうという議論は憲法に対する冒涜（ぼうとく）です。憲法が二院制を敷いているのは一方の院の暴走はだめだ、と言っているわけです。憲法を変えて一院制にしようというのは、その先の暴走を許すことになります」

　また鴻池祥肇参院予算委員長（自民）の「参議院は政府や衆議院の下請けや下部組織ではないことを議員一人ひとりが自覚すべきだ」という意見も紹介されました。

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