2008年4月28日(月)「しんぶん赤旗」

埼玉と上越 1人区勝利

共産党

埼玉県議再選挙 自・民抑える

新潟・上越市議選 定数2でも


埼玉 2議席に

写真

(写真)当選を喜ぶ山川氏(中央)=27日、埼玉県ふじみ野市

 埼玉県議選西5区(ふじみ野市旧上福岡市)再選挙(定数一、立候補三)が二十七日投開票され、日本共産党の山川すみえ氏(65)=新、元ふじみ野市議=が五千七百二十五票(得票率34・94%)を獲得し、自民党、民主党候補を抑えて当選しました。日本共産党の議席は柳下礼子県議と合わせて二議席となりました。

 再選挙は元自民党県議が買収による公職選挙法違反で有罪になり失職したことに伴うもの。山川氏は清潔な政治の実現を訴えるとともに、後期高齢者医療制度中止や中学卒業までの医療費無料化などを掲げて支持を広げました。

 山川氏は「清潔な政治を望む市民の良識が通じました。後期高齢者医療制度など国民を苦しめる政治を変えてほしいという思いが党派を超えて寄せられたと思います。野党の二議席で公約実現のために頑張ります」と語りました。

 投票率は37・10%でした。

上越 4氏全員

写真

(写真)1人区での連続当選を喜ぶ橋爪氏(左から2人目)=27日、上越市吉川区

 二十七日投開票された新潟県上越市議選(定数四十八)で、日本共産党は定数一の吉川区(立候補二人)で橋爪法一氏(58)=現=が激戦を制し、前回に続き当選を果たし、議席を守りぬきました。また、定数二の頸城区(立候補四人)でも上野公悦氏(58)=新=がトップで当選しました。上野氏は合併前まで村議四期、合併に伴う増員選では次点でしたが、今回議席を獲得しました。

 上越区(定数三十、立候補三十一人)の樋口良子氏(51)=現=、平良木哲也氏(50)=新=も当選して、全員当選で議案提出権を持つ四議席を獲得しました。

 選挙戦で日本共産党候補は、後期高齢者医療制度の廃止、国保税一人二万円の引き下げ、中学校卒業までの医療費無料を公約に掲げたたかい「後期高齢者医療制度を廃止させ、暮らしを守るためにも四議席を必ず」と訴えました。

 これに対し、市民からは「ビラを見て医療制度の問題点が分かった。今回は共産党に入れる」「ビラを見た。入れるから頑張ってくれ」などの反応が寄せられました。

 橋爪氏の当選が決まり、小田順子後援会長は「どうなるかと心配したが、吉川住民が良識を発揮されたことをうれしく思う」と語りました。

 橋爪氏は「大変だったが勝利を確信していた。住民がこれまでの活動をしっかり見ていてくれ、自分が住民に役立つと判断してくれた結果です。一丸となった勝利です」と喜びを表しました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp