2008年4月24日(木)「しんぶん赤旗」

長寿いじめ制度 廃止させよう

怒りの国会行動


 長寿を喜べない後期高齢者医療制度は撤回しかないと二十三日、国会周辺は終日、怒りの声に包まれました。高齢者や労組、市民が議員会館前で座り込み、集会、議員要請を繰り広げ、国民共同の力で野党四党が提案している同制度廃止法を成立させようと訴えました。

 参院議員会館前には全日本年金者組合員(全労連)ら、衆院第二議員会館前には「後期高齢者医療制度」の撤廃を実現する会のメンバーが朝から座り込みました。同会は、連合前会長の笹森清氏(労働者福祉中央協議会会長)ら四人が呼びかけてつくられたもの。すわり込みは数百メートルにわたって広がりました。年金者組合に続き中央社保協、大運動実行委員会、安保破棄実行委員会が主催した国会要請行動が午後零時十五分から始まると、全労連参加の組合員がかけつけ、座り込みはさらにふくらみました。

 「許さんぞ 長寿いじめの この政治」「年寄りに 医療は ムダですか」などの横断幕。同制度を苦に五十八歳の息子が八十七歳の母親の命を絶ち、自殺するという痛ましい事件が起きたことに「国家による殺人だ」の発言も聞かれました。

 「後期高齢者医療制度」の撤廃を実現する会の座り込みには、日本共産党の小池晃参院議員はじめ野党議員が次々かけつけて激励。「後期高齢者医療制度は、現代の姥(うば)捨て山。しかも入山料つきというひどいもの。一緒に撤回させよう」(小池議員)とあいさつしました。

 中央社保協などの国会要請行動では、日本共産党の井上哲士参院議員が国会報告し、笹森前連合会長が連帯あいさつをしました。笹森氏は「全労連や年金者組合のみなさんの前で連合前会長の私があいさつするのは、戦後の労働運動で初めてのこと。長寿は人間の夢です。ところが後期高齢者医療制度は、長生きするな、早く死ねというもの。こんな制度は許しておけない。労働運動の垣根、タブーをこえ、一緒にたたかい撤回させましょう」とのべました。

 開会あいさつした全日本民医連の長瀬文雄事務局長は「世論調査では70%余が廃止を求めている。野党四党の廃止法案の成立をめざし全力をあげよう」と訴えました。

 国会近くの会場で開かれた後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める決起集会には三百人が参加しました。全労連の小田川義和事務局長が「国民の怒りを共有し、現役世代が連帯して、制度の廃止を求めていこう」とよびかけました。



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