2008年4月17日(木)「しんぶん赤旗」

消費税増税反対 過半数を

世論獲得へ1千万署名さらに

全国代表者会議開く

廃止各界連


 消費税廃止各界連絡会は十六日、東京都内で全国代表者会議を開きました。中央の構成団体と全国の代表の八十五人が参加しました。


 嶋岡千年事務局長が二〇〇八年度運動方針について報告しました。〇七年度の運動については、いっせい地方選と参院選で「増税勢力に審判を」と訴え、参院選での与党過半数割れの結果の力になったと強調。「〇七年度をめどに消費税を増税する」との政府・財界の狙いを打ち砕いたことに確信をもち、怒りが沸騰している後期高齢者医療制度の廃止をの運動とも結んでたたかいをすすめようと訴えました。

 嶋岡事務局長はさらに政府・財界からの社会保障財源のための消費税増税の大合唱を、貧困と格差の広がる国民生活の実態を告発しながら反撃していこうとよびかけました。(1)一千万対話・署名を引き続き運動の軸にすえ、「増税反対」の国民世論の過半数獲得をめざし推進する(2)国会内に消費税増税反対の一点での賛同を広げていく―などを提起しました。

 討論では「地域の各界連の再建強化と県各界連の活動強化を同時にすすめ、とくに広範な団体との共同に力を入れている」(福岡)、「後期高齢者医療制度のように取れるところから取り立てるこんなやり方をする政府が社会保障に税金を回すはずがない、と訴えていく必要がある」(新婦人)、「消費税増税反対の携帯電話に張るシールやプラスターを独自につくり運動をすすめている」(愛知)、「ジャンボチラシをつくったり、毎年、商店街を訪問し訴えている」(埼玉)との発言がありました。

 全国商工団体連合会の国分稔会長が主催者あいさつ。税理士を中心に弁護士、公認会計士などが加わる税経新人会全国協議会の平石共子理事長が「福田政権の税制『改革』の狙い」と題して記念講演をしました。日本共産党の佐々木憲昭衆院議員が国会報告をしました。

 各界連は会議に先立つ同日午前、衆院議員会館で国会要請行動をし、日本共産党の小池晃参院議員があいさつしました。



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