2008年4月15日(火)「しんぶん赤旗」

葛飾ビラ配布弾圧事件

最高裁で必ず勝利

亀有でつどい

（写真）葛飾ビラ弾圧事件の最高裁勝利に向けた地域集会で訴える荒川庸生さん＝13日、東京都葛飾区

　葛飾ビラ配布弾圧事件の最高裁への上告趣意書提出期限を目前にして、東京都葛飾区では支援者らが「最高裁では必ず勝利を！」の集会を地域ごとに開くことにしました。十三日には亀有で地域のつどいを開き、五十六人が参加しました。

　中村欧介主任弁護人が最高裁にむけたたたかいなどを報告。中村氏は、立川ビラ弾圧事件の違法判決など最高裁で不当判決が連続していることを指摘。しかし、一例ずつ違う裁判としてたたかっているのだから、展望をもってがんばりたいと決意を表明しました。

　「守る会」の会員は、共産党葛飾区議団の生活相談の一枚のビラにわらをもつかむ思いで電話し、命が助かった体験を語り、ビラの大切さを訴えました。

　二審で逆転有罪判決をうけた荒川庸生さんは、憲法は為政者にこそ守らせるもので、欧米では一審で無罪判決が出ると検察は控訴できない国もあると指摘。「最高裁で勝利を勝ち取るまでがんばりましょう」とよびかけました。集会では最高裁に届ける絵手紙入りの寄せ書きを作成し、十八日の最高裁要請行動に提出することを決めました。